幻の深海魚「アカナマダ」の生態・どこで会えるか?似た深海魚について紹介

アカナマダ‗深海魚 季節のトピックス
出典:@uozuaquarium_official

こんにちわ、ま~ごです。

先日「アカナマダ」という幻の深海魚富山湾で立て続けに2回水揚げされましたね。

リュウグウノツカイは聞いたことありますが、アカナマダは初耳だったので、いろいろと調べてみました。

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アカナマダとはどんな生物?

種別 アカマンボウ目アカナマダ科

全長 およそ2m

体は銀色に輝き、淡青色

背びれが目の上前方から真っ赤な色をしていて美しい魚

頭の上が前方にとんがっているのが特徴的

うきぶくろの下方に墨汁袋があり、おしりから墨を噴射する

危険が迫ると、うきぶくろをスポイトのようにして、おしりから墨状の液体を出す

しかし、漆黒の深海で墨汁様の液を噴出する意味と必要性については不明で、なぞに包まれているようです。

暖海域に広く分布し、日本では相模湾以南の太平洋、富山県沖に見られる

イカ類(ホタルイカなどの小さいイカ)やカタクチイワシなどの小魚を食べる

捕獲例が少ないため、生態については不明点が多い魚である。

初めて発見されたのはいつ?

1988年に富山湾で初めてアカナマダが確認されたようです。

過去の水揚げ例からも、富山県で捕獲される確率が非常に高いことがわかりました。

深海魚の捕獲例が増えるとどうしても大きな地震が起きるではないかと、不安になってしまいますよね・・・。

過去にどこで水揚げされてる?

そもそも深海魚なので、捕獲例自体が少ないようです。

2001年兵庫県新温泉町で定置網に引っ掛かる

2003年11月18日秋田県由利本荘市岩城勝手の海岸に漂着

2016年12月21日兵庫県豊岡市津居山沖で捕獲

2016年12月25日新潟県胎内市荒井浜の波打ち際に打ち上げられていた(水揚げ7例目)

2017年9月26日秋田県秋田市秋田市沖にて漁獲

2019年富山湾で8回確認されている

2020年5月15日富山県射水市堀岡沖で捕獲

2021年3月27日・30日富山県富山湾で立て続けに2回

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似た深海魚は?

似た魚ということで、アカマンボウ目で調べてみました。

サケガシラ
テンガイハタ
フリソデウオ
アカマンボウ
テングノタチ
クサアジ
リュウグウノツカイ
ヒメクサアジ
ユキフリソデウオ

サケガシラ、リュウグウノツカイ、テングノタチ、テンガイハタなどによく似ているなと感じました。

よ~く見るとそれぞれ異なる特徴を持っていますが、みんなひれが赤っぽくてきれいだなと思いました。

深海で見えないのに、なんでこんなに色鮮やかな赤をまとっているのか不思議ですね。

深海魚と海洋ごみの関係

2019年7月に富山県射水市沖にて捕獲されたアカナマダの胃からは、薬のパッケージやビニールひもなどのプラスチックごみが大量に出てきました。

深刻化する海洋ごみの問題を印象付けたニュースでした。

海洋ごみの被害者は深海魚だけではありません

下記でも紹介してますので、よかったら見てみて下さい。

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アカナマダはどこで見られる?

深海魚なので捕獲時生きていたとして、すぐに亡くなってしまうので、生きた姿を生で見ることはできないようです。

貴重な遊泳動画などは、ネット上でいくつか見られるようなので、興味がある方は見てみて下さい。

横須賀市自然・人文博物館

「珍しい標本コーナー」で標本のアカナマダが見られるようです。

場所 神奈川県横須賀市深田台95

行き方 JR横須賀駅からバスで衣笠行きの1番線で6つ目の「文化会館前」下車、徒歩5分

入館料 無料

営業時間 9:00~17:00

休館日 月曜日

※上記は変更になる可能性がありますので、詳細はホームページや現地へ問い合わせをして確認をお願いいたします。

魚津水族館

こちらも標本が見られるようです。

運が良ければ、水揚げされた標本前のアカナマダに会えることがあるかも・・・。

場所 富山県魚津市三ヶ1390

行き方 富山地鉄本線 電鉄魚津駅から魚津市民バスで「魚津水族館」で下車

※行き方については、公式ホームページに多様に載っているので行かれる方は見てみて下さい。

入館料 大人(高校生以上)1,000円 小・中学生500円 3歳以上200円

営業時間 9:00~17:00

休館日 12月1日から翌年の3月15日までの月曜日(月曜日が祝休日に当たるときは、翌平日が休館日になります。)と年末年始(12月29日~1月1日)

※上記は変更になる可能性がありますので、詳細はホームページや現地へ問い合わせをして確認をお願いいたします。

最後に

時折深海魚が水揚げされるニュースが見られますが、地震との関係はまだわかっていないようです。

ただ、近年報告事例が増えている理由が、海洋ごみの問題や、生態調査などの為に、漁業関係者から報告されることが増えた為、捕獲の回数が増えているようです。

その為、一概に水揚げ量が増えているわけではないようです。

次はどんな見たことない深海魚が水揚げされるのか、楽しみです。

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